- すけ
- I
すけ(接助)〔「さかい」の転〕から。 ので。
「けふ天気アゑす~名月踊出そとて/洒落本・筬の千言」
〔現在でも新潟・山形地方で用いられる〕IIすけ【典侍】(1)「内侍典侍(ナイシノスケ)」の略。(2)上級の女官。IIIすけ【助】※一※ (名)(1)手伝うこと。 たすけること。 また, その人。 すけ手。「小僧二人位を~にして半日でやりました/一隅より(晶子)」
(2)芝居・落語・講談などで, 応援出演すること。 また, 代演すること。「~に出て話をする」
(3)支柱。「~ヲコウ/日葡」
(4)人の杯の酒を手伝って飲むこと。 また, その人。「お~を仕れと仰付られ/浮世草子・禁短気」
(5)〔不良仲間の隠語。 「なごすけ」の略〕女。※二※ (接尾)〔「…助」と人名に多く使われることから〕名詞などに付けて人名化した語をつくる。(1)ある特徴をとらえてその人の呼称とする。「飲み~」「ちび~」
(2)物事を擬人化していう。IV「甚~(=「腎(ジン)張り」カラ)」「合点承知の~(=「承知した」ノ意)」
すけ【助柱】「すけばしら(助柱)」に同じ。Vすけ【次官】律令制で, 四等官の第二位の官職の総称。 長官を補佐し, 時に代理ともなる。 官司によって表記が異なる。→ 四等官
Japanese explanatory dictionaries. 2013.